2013年04月29日

生誕99年前

 今年は〝生誕99年前〟です。さて誰のことかわりますか?。答えは人気キャラクターのドラえもんです。原作では、2112年に誕生する設定になっているからです。
 気弱な少年・のび太の苦悩に応えて、ドラえもんが、ひみつ道具を提供。危機を切り抜けるが調子に乗って、最後は失敗に終わるというのが基本のあらすじです。一方、最初は道具に頼るが、自分の努力で困難を切り開くことを学ぶ「のび太の成長」が描かれ、物語に深みを与えています。
 「ドラえもん学」を提唱する漫画評論家の横山泰行氏は、「生涯夢に憧れ続ける心を失うな」が、作品のメッセージであるという(『「のび太」という生きかた』アスコム)。「道具」は夢をかなえてくれるものですが、自分の足で、未来の夢に向かって歩き続けるための「きっかけ」でもあるのです。

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