2013年03月24日

まず歩き出すことが必要

 今から31年前、その少年は大きな夢を掲げて留学を志しました。だが、彼をよく知る人から「お前は99%無理だ」と反対されたそうです。しかし、彼は返した。「可能性は1%あるんですね? じゃあ、僕はその1%を信じます」と。
 少年の名はカズ。後に日本のサッカー界を長くけん引していく三浦知良選手です。彼は15歳で単身ブラジルへ。帰国後、日本人サッカー選手の歴史を幾度も塗り替えたのは誰もが知ることです。彼は今、「かなったか、かなわなかったかよりも、どれだけ自分が頑張れたか、やり切れたかが一番重要」と振り返る(『カズ語録』PHP文庫)
 春は新出発の季節です。中には、思い描いた夢と違う道に進む友もいることでしょう。だが、どんな道でも1歩は1歩歩み続けることが大切です。1歩が100歩になった時、気付かなかった自分の可能性が見えてくることでしょう。夢とは、立ち止まって思い描くものでなく、歩く中で発見するものなのです。だから、まず歩き出すことが必要なのです。

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