2013年03月23日

人とかかわるうえでの根本姿勢

 ある幼稚園の教員が園児を「双葉」に譬えていました。理由を聞くと、植物が芽を出した時の、2枚の小さな葉っぱの状態。外見は皆、今は同じに見える。丁寧に育てると、やがて本葉が出て、個性豊かな花が咲く、と。
 育て方はさまざまありますが、大切なのは言葉でしょう。「声のかけ方ひとつで子どもは伸びる」とも言われます。小学5年生がかけてほしい言葉は(1)よく頑張ったね(2)頭いいね、さすがだね(3)ありがとう。だそうです。反対に、かけてほしくない言葉は(1)バカだね(2)勉強しなさい(3)いやみ。と。
 温かい心・優しい心・思いやりの心を、春のような若々しい「言の葉」に託して、子どもたちに豊かな栄養分として贈りたいものです。そして「子どもだから」と“下”に見るのではなく、一人の人格として最大に尊重して接したいものです。これは、子どもだけではありません。人とかかわるうえでの根本姿勢でもあります。

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