2012年10月23日

針桐(はりぎり)

 針桐(はりぎり)という名の木をご存じですか。もしも欅(けやき)や檜(ひのき)が木のエリートだとしたら、針桐は目立たぬ無名の実力者とでもいえます。
 針桐は木材としては栓(せん)と呼ばれ、古くから優れた家具用材として利用されてきました。針桐という名も、高級家具材の桐の代用として使われたからともいわれています。栓は軽くて白さが際立つ一方、木目が美しい木材です。
 しかし、その美しさゆえ、欅の代用品としても使われました。今では、合板が高級な「セン・プライウッド(合板)」として海外で高く評価されているそうです。代用ではなく、栓は栓としてその良さを生かせば、多くの人に愛されるのです。

針桐
http://www.weblio.jp/content/%E9%87%9D%E6%A1%90

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