2012年04月13日

人は実行が第一

 日本を開国に導いた幕末の志士・吉田松陰は、教えを請う者に、最初に必ずこの事を聞いたそうです。曰く「何のために学問をするのか」と。その答えの多くが、書物をうまく読めるようになりたい、だったそうです。
 松陰は諭しました。「学者になってはいかん。人は実行が第一じゃ。書物などは心がけしだいで、実務に服するあいだに、自然に読めるようになるものだ」と諭しました。
 門下生が在りし日の恩師を回顧しました。「実行という言葉は、先生が常に口にされるものであった」(津本陽著『松風の人』)


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