2012年01月14日

心に太陽を持つとは

 ドイツの詩に、こんな作品があります。「心に太陽を持て。/あらしが ふこうと、/ふぶきが こようと/天には黒くも、/地には争いが絶えなかろうと、/いつも、心に太陽を持て」(山本有三訳『心に太陽を持て』ポプラ社)。これは、どんなときも、明るく力強く生きよとの呼び掛けでしょう。

 地上に降り注ぐ太陽のエネルギーは、1時間足らずで、人類が1年間に使うエネルギー量にも匹敵するそうです。その為、古来より人類にとって太陽は、豊穣の象徴であり、又、恐怖の対象でもありました。それは、多くの恵みを施す一方、強烈な熱で人間を滅ぼしかねないと信じられていた為です。それほど太陽の力は大きいのです。

 ドイツの詩にある「心に太陽を持つ」とは、“強烈な太陽を心に持てる、強い自分自身をつくれ”との意味もあるのではないでしょうか。私たちは自身の生命に、大きな可能性を秘めています。それをどれだけ発揮していけるかが、人生の勝負です。


心に太陽を持て
http://www.asahi-net.or.jp/~uu3s-situ/00/Kokoro.html

この記事へのトラックバックURL

http://asunimukatuye.mediacat-blog.jp/t74751