2018年07月14日

一番の拍手が起きた瞬間

 梅雨がない北海道では学校の運動会は5月から6月に開催されることが多いそうです。札幌創価幼稚園の運動会も先月、元気よく開かれました。
 昨年の出来事です。かけっこで転び、泣きだして動けなくなった園児がいたそうです。その時、真っ先に駆け付けたのは、担任の教員でした。まず、園児をぎゅっと抱き締めた。そして声を掛けた。「もう一度頑張ろう。先生も一緒に走るから」と。
 この日のために一生懸命、練習してきたことを誰よりも知るからこそ、あえて強く言い切った。「負けない心の『太陽の子』なんだから、必ずできるよ」と。教員に手を引かれて走りだす園児を、クラスメートも声の大応援で後押し。ちょっとした出来事だが、この日一番の拍手が起きた瞬間でした。
 教育関係者が語っています。「抱き締めるように、まず相手の思いをありのままに受け入れる。そして、一緒に行動する。さらに、励ましの言葉を掛けるのをためらわない。全て、若い命を育む上で大事なことです」と。

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