2018年04月15日

30通の手紙

 「生きているうちに息子に伝えなければ」――カナダの実業家キングスレイ・ウォードは、2度の心臓手術の後、会社を継ぐ息子に手紙を書いたそうです。後に『ビジネスマンの父より息子への30通の手紙』として出版され、新社会人の必読書としてベストセラーになっています。
 その内容は「礼儀正しさに勝る攻撃力はない」「服装は君に代わって物を言う」……。仕事で遭遇する局面での対応を説く同書。親子の立場を超えた「同じ道を志す友」への愛情が伝わってきます。最後に「君の父親であったおかげで、素晴らしい人生だった」と締めくくっています。(城山三郎訳)

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