2018年04月14日

本当は近くにある

 近年、身近なレジャーとして登山を楽しむ人が増えています。若い女性は〝山ガール〟と呼ばれ、服装も華やかに。しかし、山は急激な気候の変化や思わぬ落石など、常に危険と隣り合わせです。
 創価学会の池田先生の創作物語『あの山に登ろうよ』(金の星社刊)には、3人の子どもが「にじの山」の頂上を目指す冒険ストーリーが展開されています。立ちはだかる「まほうつかいの雲」「だましの岩」に打ち勝つことはできるのか――
 森の妖精が語り掛けます。「ちょうじょうはね、なかなかつかないように見えるけど、本当は近くにあるのよ」「百歩登ればちょうじょうなのに、九十九歩で引きかえしてしまう人もいる」。物事の成否や勝敗が決まる前には、必ず苦難という〝剣が峰〟が待っているものです。その時、登り続けた人だけが頂上に立てるのです。

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