2017年09月03日

IO比

 「IO比」という言葉があります。Iはインプット(入力)、Oはアウトプット(出力)のことです。例えば、100冊読んで1冊の本を書けば、IO比は100対1となります。IO比が1対1に近づくほど、書いた内容は中身が薄く、人の話の受け売りに近くなってきます。
 一方、「その圧縮比が高いほど、情報がたくさんつまったいいものが書ける」(立花隆ほか共著『読む力・聴く力』岩波現代文庫)ことになるのです。
 人に励ましの言葉を掛けるときも、原理は同じでしょう。人生経験というインプット、つまり苦労の多さ、大きさに応じて、アウトプットされる言葉の説得力も違ってくるはずです。

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