2017年07月30日

東京・上野の国立西洋美術館

 昨年の7月。世界文化遺産への登録が決まった東京・上野の国立西洋美術館。設計は近代建築の巨匠、フランスのル・コルビュジエです。
 彼が手掛けた建築作品のうち、7カ国に点在する17作品を各国が共同推薦したものです。大陸をまたぐ世界遺産の登録は初となりました。
 1959年に完成した東京・上野の国立西洋美術館。実はル・コルビュジエは、設計の全体構想と寸法の記載のない基本図面を書いたのみ。あとの作業は日本人の弟子である前川國男、坂倉準三、吉阪隆正の3氏が担いました。彼らは師の構想のもと、師の“人間のための建築”の原則等にのっとり、戦後日本に、新たな文化発信の拠点を築きました。まさに師弟一体の偉業であったのです。

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この記事へのコメント
記事を共有していただきありがとうございます。 とても面白いです。
Posted by celebrity heights at 2021年02月26日 23:35