2017年07月08日

最後の一手

 仕事や勉強などで、“もう少しで終わる”と意識すると、効率が落ちることがあります。物事が達成できていないのに、“ゴールが見えた”と思うと、脳の血流が落ち、働きが鈍るといわれています。
 脳神経外科医の林成之氏は、北京五輪の競泳チームに、脳科学の見地から必勝法を伝授し、躍進に貢献したことで知られています。氏は、物事の達成の直前こそ、“ここからが本番だ”と意識し、「達成に向けて一気に駆け上がる」姿勢が必要で、そのために、“目標の130%を目指す”心で取り組むことが重要と指摘しています(『脳に悪い7つの習慣』幻冬舎新書)
 中国由来のことわざにも「画竜点睛を欠く」とか「九仞の功を一簣に虧く」とあり、大詰めまで来ながら“最後の一手”をおろそかにして、積み重ねた労苦を無にする愚を戒めています。

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中国由来のことわざにも「画竜点睛を欠く」とか「九仞の功を一簣に虧く」とあり、大詰めまで来ながら“最後の一手”をおろそかにして、積み重ねた労苦を無にする愚を戒めています。
Posted by relojes imitacion at 2017年07月11日 09:57