2017年04月04日

脳が鍛えられるのは

 電子書籍の先進国・米国では、その売り上げが鈍化し、紙の本へ読者が戻る傾向がみられているそうです。
 出版業界は全般に厳しい環境にあるとはいえ、一時期、言われたように、紙の本がなくなることは考えにくい。デジタルメディアの普及によって、かえって紙の本の持つ魅力が再発見されているのではないかといわれています。
 紙の本には電源がいらない。書き込んだり線を引いたり、簡単に自分用に改良できる。紙やインクの匂い、美しい装丁などとともに、本の中身を記憶できる。デジタルが2次元であるのに対し、紙の本は3次元で、立体的に人間の脳を刺激してくれます。
 脳科学者の茂木健一郎氏は「いちばん脳が鍛えられるのは、本を読んでいるとき」とつづっています(『頭は「本の読み方」で磨かれる』三笠書房)

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