2017年02月28日

小学生日本

 「冬来りなば春遠からじ、その春はもう眼の前までやつて来ました」これは1940年(昭和15年)に創価学会の戸田第2代会長が創刊した月刊学習雑誌「小学生日本」の一節です(第3号巻頭言)
 「春は長い冬の霜雪に耐へた万物の甦る時、競つて成長する時です。春は希望です。春は私達少年少女のものです」(同)。当時の雑誌が戦争賛美に傾斜し、軍国主義教育の説教調に満ちていた中、同誌の巻頭言は「子どもと共に在り子どもと共に喜ぶ姿勢を示す」ものでした(高崎隆治著『戸田城聖 1940年の決断』第三文明社)。
 伸びゆく子どもたちの生命を守りたいという、熱い思いにあふれています。

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