2015年11月17日

死身弘法の証明

 「警戒警報発令中は中止。但集合時二時間前までに解除の場合は開催」。これは戦時中、創価教育学会(当時)の会員に配布された連絡事項の一文です。
 警戒警報は、敵機来襲のおそれがある際に発令されました。無差別爆撃の合間を縫うようにして開催されたのは、学会創立以来の伝統の「座談会」です。
 牧口初代会長自身、軍部政府の弾圧で逮捕される数日前まで、座談会に出席しました。治安維持法違反の起訴状には、会長が直近2年間で「二百四十余回に亘り」「座談会を開催し」「参会者数名乃至数十名に対し」「信仰の強化に努め」等と記されています(現代表記に改めた)。
 時の国家権力が記録した“罪状”は、仏法の眼に照らせば、かえって死身弘法の証明でもあります。

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