2014年05月08日

詩人の柴田トヨさん

昨年の1月、101歳で亡くなった詩人の柴田トヨさんの話です。柴田さんは90歳を超えてから詩作を始め、99歳の誕生日を前に、初の詩集『くじけないで』(飛鳥新社)を刊行しました。その中の、心の機微を率直に綴った一節 一節が胸に染みります。
うれしいことも辛いことも、たくさん経験した1世紀の人生。柴田さんは「人生、いつだってこれから。だれにも朝はかならずやってくる」 をモットーに生きてきました。「貯金」という詩は、こう始まります。「私ね 人から/やさしさを貰ったら/心に貯金をしておくの」と。


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