2014年05月07日

富楼那の情熱

古代インドの話です。釈尊の十大弟子の中で「説法第一」とされた富楼那が、故国への布教を決意した時のこと。釈尊から「迫害を受けたら、どうする?」と問われました。彼は「仏法のために、この身をなげうてることは、大いなる喜びです」と明言したそうです。その言葉通り富楼那は、あらゆる迫害に耐え、生涯で9万9千人も釈尊に帰依させたと伝えられています。
この話で強調したいのは、富楼那は話が巧みだから、「説法第一」になったのではないのです。彼の力の源泉は「師の教えを何としても弘めたいという『情熱』ではないだろうか」と創価学会の池田名誉会長は論じています。


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