2014年03月12日

デジタルネイティブ

 生まれた時から、パソコンや携帯電話などのデジタル機器に囲まれて育った世代を「デジタルネイティブ」と呼ぶそうです。彼らは情報収集や友人との連携も、ネットなどが中心です。昨今、こうした世代と年長世代との、新たな「世代間の断絶」が指摘されています。
詩人の長田弘氏は「いまでは座談は、日常めったに見られないもの」と述べています。その結果、異なる世代で同じ時代を共有する言葉が失われてしまっている、と(『なつかしい時間』岩波新書)「座談」とは、「共に座ったままで、形式ばらないで話し合うこと」(広辞苑)。人間関係の〝タコつぼ化〟がいわれる中、異なる世代間の座談の〝場〟をいかに創出するか。現代社会の要請の一つでしょう。

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