2013年11月29日

 2500年以上の歴史を持ち、最も長い家系図として“ギネス”に認定されているのは、孔子家のものです。孔子は、日本では特に「仁義礼智信」等の道徳で有名です。
 その筆頭の「仁」について、作家の井上靖氏は作品中で述べています。“孔子が話をする時、必ず仁について触れた”“「人偏に二」と書く。人間が二人いれば、互いの約束事が生まれる。それが仁”“他の言葉で言うと「思いやり」”になるのです。
 現代社会はともすると、人との関係性や思いやる気持ちを軽視する風潮が強いです。孔子のように時を超えて尊敬を集める偉人が強調した徳目の重要性を、今一度、見つめ直すことも大切ですね。

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