2013年09月23日

国旗

 月をモチーフにした国旗は中近東に多くあります。月が好まれたのは、砂漠などの厳しい気象条件が理由です。灼熱の太陽に対して、月は、夜の心地よい安息の時間を象徴するからだという(『徹底図解 世界の国旗』新星出版社)。四季のある日本でも、暑い夏の後だからこそ、秋の月が、ひときわ、いとおしくなります。
 一方、太陽 を描いた国旗には、日本やバングラデシュ、アルゼンチンなどがあります。闇を照らし生命を育む太陽への畏敬を表すのでしょう。
 そして、星をデザインした国旗は、なんと61カ国にもなります。太陽や月の旗より、はるかに多い。星は、独立主権や国民統合の象徴とされています。小さい星が、それぞれの輝きを放ちながら、全体として美しい調和を形作っているからでしょうか。

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