2013年07月26日

親子の情愛

 沖縄芝居の著名な演出家・俳優の大宜見小太郎氏が演じた「丘の一本松」。これは、ウチナーンチュ(沖縄人)をわかせた名作です。
 物語の内容を紹介します。鍛冶屋を営む親子が、仕事のことで仲たがいする。ある日、息子は独立しようと家出。父は連れ戻しに出かけ丘の一本松の下で、息子への思いを一人つぶやく。それを盗み聞きした息子は、「立派な職人にするため厳しくあたっていたのだ」と、父の思いを知り、二人は固く抱きしめ合う。という内容です。
 「他人に負けることがあってはいけないと思うから文句も言うのだ」 ――父から息子への言葉は、心に染みる“黄金言葉”として、多くの感動を与えました。いつの時代も変わらない親子の情愛を、「丘の一本松」は沖縄独特のユーモアを交えながら伝えています。

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