2013年07月19日

数え方

 たんすは「棹(さお)」、蔵は「戸前(とまえ)」、和傘や提灯、太鼓は「張り(はり)」……これは日本語独特の数え方です。日本語では助数詞といわれるものですが、なんと、500種類ほどあるそうです。数え方には、昔からの習慣や、ものの見方などが表れていて面白いですね。
 ある小学校の調べ物学習で、身の回りにあるものの数え方を調べた。「つ」や「個」は使わずに、どうしても分からないものがあったら、自分で新しい数え方を作ってみる事にしたそうです。
 すると、面白い数え方が出てきました。雲の数え方が分からなかった子が「僕だったら大きな雲なら『一もく、二もく』、ふわふわの雲は『一ぷか、二ぷか』と数えます」と書いてきました。言葉の創造力を育てる、いい課題だと紹介されていた(飯田朝子著『数え方でみがく日本語』筑摩書房)

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