2013年06月25日

市民の精神

 横浜市の「三渓園」にその名を残す原三渓は、生糸貿易で成功を収めた実業家です。関東大震災で横浜が大打撃を受けると、私財を投じて復興を支援しました。
  復興会の会長に推された原は、“横浜は厳然としてなお存在している”と語ったそうです。“外形が焼き尽くされたにすぎない。支えてきた人々が存在するではないか。 横浜市の本体は、市民の精神である”と(久恒啓一著『志』ディスカヴァー)
 2年3カ月前の東日本大震災も建物を破壊し、街をがれきに変えました。それでも、人々は励まし合 い、大震災に立ち向かっています。「東北の本体は、東北人の精神である」と願ってやみません。
原三渓 http://www.harasankei-kenkyukai.com/about/

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