2013年06月09日
おじさん・おばさん
海野弘氏の『おじさん・おばさん論』(幻戯書房)は、世界の歴史と文学作品に見られる「おじ・おば」と「甥・姪」の関係を点描した快作です。
親子の情愛を「垂直」、友情や恋愛を「水平」とすれば、おじさん・おばさんは、子どもにとって、「斜め」の関係を結ぶ存在としています。そしておじさん・おばさんは、「外の世界との交流のはじまり」であり、「彼らは他者への、世界への案内者」なのだ、と海野氏は言っています。さらに「現代における他者への想像力の貧しさは、おじ・おばの不在と関連しているのではないだろうか」と言及しています。
核家族化が進んだ現在では、血縁のおじ・おばと接する機会は少ないのが普通です。代わって問われるのは、「近所のおじさん・おばさん」が、子らの成長に関われるか否かでしょう。
親子の情愛を「垂直」、友情や恋愛を「水平」とすれば、おじさん・おばさんは、子どもにとって、「斜め」の関係を結ぶ存在としています。そしておじさん・おばさんは、「外の世界との交流のはじまり」であり、「彼らは他者への、世界への案内者」なのだ、と海野氏は言っています。さらに「現代における他者への想像力の貧しさは、おじ・おばの不在と関連しているのではないだろうか」と言及しています。
核家族化が進んだ現在では、血縁のおじ・おばと接する機会は少ないのが普通です。代わって問われるのは、「近所のおじさん・おばさん」が、子らの成長に関われるか否かでしょう。
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Posted by ルイヴィトン at 2013年06月09日 18:27