2012年12月28日

生命の起源

 生命の起源となる有機分子は、隕石が海に衝突した衝撃によって誕生した――と、日本の科学者が新説を発表しています。実験では、隕石に含まれる炭素や鉄、ニッケル、そして初期地球の大気にあった窒素、水をカプセルに詰め、高速で衝突させました。これは隕石が海に衝突した状況の再現です。その結果、生命の“基”となる分子が誕生しました。この実験により、生命発生の新たな可能性を示しました。
 生命の誕生については、これまでも、さまざまな説が提唱されていますが、その神秘性、かけがえのなさを、この実験においても考えさせられました。
 生命を生んだ不可思議なドラマは、想像するだけでも、そのスケールの大きさに圧倒されます。また、その希少性は、“バラバラになった飛行機の部品が大風に飛ばされて、一気に組み立てられるようなもの”と表現されてもいます。

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