2012年08月30日

今日という日

 不思議なもので、大変だと思ったことが、後から振り返ればたいしたことでない場合があります。反対に過去を振り返った時、その時は気付かなかった重大な変化を発見することがあります。
 この「時間の遠近法」を用いて研究を進めたのが、イギリスの歴史学者・トインビー博士です。博士は“未来の歴史家が現代をどう位置づけるか”という観点に立って考察しました(『試練に立つ文明』社会思想社)。
 その観点から見れば、今日という日が、どれほど大切な日であるか判ります。それは“未来の視点”から眺めるとより鮮明になってきます。

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