2012年08月19日
新しいことに挑戦
“風の谷”を自由に飛行する少女、ほうきにまたがり品物を届ける魔女、飛行艇を見事に操る豚……。アニメーション作家の宮崎駿氏は、映画の中で、キャラクターをよく空に飛ばしています。自身が最も得意とするシーンの一つです。
しかし、宮崎駿氏は50代半ばで完成した「もののけ姫」では“得意技”を封じました。誰も飛ばない。テーマも、かつてない壮大さを選びました。これまで宮崎駿氏が培ったものをすべて捨て去り、新しいことに挑戦した作品でした。その興行は、当時の日本映画の記録を塗り替えた(鈴木敏夫著『仕事道楽』岩波新書)。自らの可能性に懸け、新境地に挑む宮崎監督の気迫が伝わってきます。
しかし、宮崎駿氏は50代半ばで完成した「もののけ姫」では“得意技”を封じました。誰も飛ばない。テーマも、かつてない壮大さを選びました。これまで宮崎駿氏が培ったものをすべて捨て去り、新しいことに挑戦した作品でした。その興行は、当時の日本映画の記録を塗り替えた(鈴木敏夫著『仕事道楽』岩波新書)。自らの可能性に懸け、新境地に挑む宮崎監督の気迫が伝わってきます。
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