2012年06月04日

ゴール

 法華経に出てくる「化城宝処(けじょうほうしょ)の譬え」をご存知ですか。
 説明しますと、宝のある場所(宝処)を目指して、砂漠を旅する隊商の一行がいました。砂漠を何日も歩き、疲労し切った人々が「もう進めない」と嘆くなか、導師は神通力によって城(都市)をつくり、「あの城に入れば、安穏になれる」と励まします。歓喜した人々は、気を取り直して砂漠を歩き、城に入りました。十分に休息したことを確かめた導師は、その城を消し去り、「真の目標である宝処は近い」と皆に説きました。
 この「化城宝処の譬え」は、仏の究極の目的は、一切衆生を成仏させることにあり、そこに到達させるために、途中で仮の教えを説いたことを述べています。いかなる挑戦にあっても、ゴールが遠大であれば、途中の「目標」を、一つ一つ乗り越えていくことが大事になります。


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