2012年05月23日

21世紀は感染症との戦いの世紀

 “21世紀は感染症との戦いの世紀”ともいわれています。その一つ、新型インフルエンザは弱毒性なため、重症化する危険性は低いとみられていますが、糖尿病などの持病がある人や高齢者、子ども、妊婦は十分な注意が必要です。国内の感染拡大を最小限にするため各人が予防に努めたいものです。
 今、大事なことは、まず、いたずらに恐れない事です。相手の正体が見えないだけに、不安に駆られますが、「恐懼する所あれば、則ちその正を得ず(恐れによって心が乱され、心の正しいバランスが失われる)」(『新訳 大学・中庸』守屋洋編訳)となって判断を誤ってはいけない事です。
 しかし、甘く見ないことも必要です。不必要に怖がらず、その一方で油断しない。冷静かつ適切な行動が求められます。そのためにも正確な情報に基づいて対応することが必要です。さらに、根拠のない話や、うわさに惑わされる事にも注意を。その上で、状況によって更新される新しい情報を得ることも大事です。


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