2012年04月19日

真の負けず嫌いとは

 囲碁界初の5冠王、史上最速・最高勝率で700勝達成など、最強棋士との呼び声も高い張栩氏。張栩氏は幼少時から現在までの20数年間、練習碁でも手を抜かなかったそうです。
 負けず嫌いを自負する氏が、一般の人のレベルを三つに分けているそうです。第1は“その場だけ全力を尽くす人”。しかし、それは「負けず嫌いではなく、その場を楽しみたいだけ」と手厳しく判断しています。次の“準備を怠らない”レベルで、初めて負けず嫌いと称せる、と語っています。
 氏が示す真の負けず嫌いとは“人生を懸けて挑む人”。挑戦できる対象があるなら、一度は自身のすべてを注ぎ込むべき――壮絶な努力を重ねてきた人の勧めゆえに含蓄がある(『勝利は10%から積み上げる』朝日新聞出版)プロの勝負の世界に限らず、目標が定まっていても、人生を懸ける思いで行動することは、たやすいことではないですね。

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