2012年04月01日

心の模様

 詩人・北原白秋の『洗心雑話』の中に「心柄といふものはほんの一寸した言葉のはしにもあらはれる」とあります。柄(がら)とは模様のことで、北原白秋は人柄や絵柄と同じように、人の心にも人の品位・性格を指す柄があると主張しています。
 心の模様は、十人十色です。ある時は、苦しみや悲しみの模様、またある時は、楽しみや喜びの模様を心に刻むこともある事でしょう。心にどのような模様を刻むかで、人生も決まる、といえましょう。
 仏法では、自分自身の善悪の行いが、自身の生命に刻まれて因(原因)となり、未来の果(結果)が定まる、と説いています。自身の行いによって、心の模様は決まるのです。

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