2011年11月06日

「縁の下の」と来たら続くのは?

 「縁の下の」と来たら続くのは? 「力持ち」でしょうか。この「縁の下の力持ち」は“褒め言葉”として使われることが多いですね。それは強そうなイメージだからかでしょうか。皆さんが思い浮かべる「力持ち」とは、どういう人をイメージされますか?

 ロシアの寓話作家・クルイロフが、こんなことを言っています。「華やかな舞台で活躍する人は幸福である。全世界が彼の働きの目撃者であることが彼を勇気づけてくれるから。しかし、栄誉も敬意も望まず、みんなの利益のために働いているのだという一念に勇気づけられている人もまた立派である」(内海周平訳『完訳クルイロフ寓話集』)と。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%82%A3%E3%83%AD%E3%83%95

 人に喜ばれ、感謝される人は魅力的に違いないですね。しかし、人のために働くことを喜び、感謝できる人は、もっと輝いていると思います。ブラジルのことわざに、「最も幸福な人とは、最も多くの人に幸福をもたらす人」とあります。「縁の下の力持ち」とは、そういう人だと思いますが、いかがでしょうか。


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