2019年02月15日
苦悩する庶民に手を差し伸べ続けた
漢字の最も簡略化が進んだ書体を「草書」といいます。中華民国を樹立した辛亥革命で、孫文と共に活躍した革命家・于右任は「草聖」とたたえられる草書の達人でもありました。
彼の書は、悠久の歴史を誇る中国書道史の中でも、極めて独創的といわれています。生前から高価な値がつきましたが、「人びとのために書くことは、さらにも増して人生の一大快事である」と言い、求められれば、惜しげもなく書き与えました(『于右任傳 金銭糞土の如し』書道芸術社)
死後、彼の遺品の中には借金の借用書がありました。書によって自適の生活を送ることもできたはずです。だが革命家の彼は、“世界のために志を立て、民衆のために命を懸け”との信念に生きたのです。生涯、苦悩する庶民に手を差し伸べ続けたのです。
彼の書は、悠久の歴史を誇る中国書道史の中でも、極めて独創的といわれています。生前から高価な値がつきましたが、「人びとのために書くことは、さらにも増して人生の一大快事である」と言い、求められれば、惜しげもなく書き与えました(『于右任傳 金銭糞土の如し』書道芸術社)
死後、彼の遺品の中には借金の借用書がありました。書によって自適の生活を送ることもできたはずです。だが革命家の彼は、“世界のために志を立て、民衆のために命を懸け”との信念に生きたのです。生涯、苦悩する庶民に手を差し伸べ続けたのです。
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