2018年12月06日

地域の教育力

 世界的にも高い識字率を誇った江戸時代の日本。その背景には「地域の教育力」があったそうです。当初、僧侶が担った寺子屋の講師は、後に農民・町人が過半数を占め、近隣の子どもを教えるようになっていきました。
 子どもには高価だった書物を、村の有力者は屋敷の蔵に置き、無料で貸し出しました。この“私設図書館”が学びの輪を広げました。こうした、寺子屋・地域・家庭が連携した“子どもを育むネットワーク”が日本中に張り巡らされていたのです(高橋敏著『江戸の教育力』ちくま新書)

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