2018年05月02日

義を見て為ざるは、勇なきなり

 2015年のワールドカップ(W杯)で日本の躍進を支えたラグビー界の名将エディー・ジョーンズ氏。明年に迫った19年W杯日本大会へ、現在はイングランド代表の指揮を執っています。
前回大会で1次リーグ敗退に終わった「ラグビーの母国」の立て直しに着手し、テストマッチで18連勝をマークするなど、その名を一段と高めています。
 「義を見て為ざるは、勇なきなり」とは『論語』の有名な一節です。何をすればいいか分かっていながら、しないことは、勇気がないからだとの意。この言葉を、ジョーンズ氏が日本チームの会議室に掲げたことがあるそうです。
 当時の日本チームは皆がミスを恐れ、萎縮していたという。その中で彼は勝つためのマインドセット(心構え)づくりに重点を置いた。その根本として「勇気」を挙げたのである。そして一人一人の眠っていた力を引き出し、本番で遺憾なく発揮させたのです。
 彼いわく「勇気とは、慣れ親しんだ自分を捨てること」と(『ハードワーク』講談社)。納得!!

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