2018年04月17日

庶民にも分かる

 昨年は「宗教改革から500年」とされています。大学教授だったマルティン・ルターが1517年、“買えば罪が許される”とする免罪符を批判し、95カ条の意見書を発表。教会の腐敗を指摘し、宗教改革の口火を切ったのです。
 意見書は難解なラテン語で書かれました。それが、庶民にも分かるドイツ語に訳され、流布したのです。文字の読めない人には、読める人が語って聞かせたそうです。聖書をドイツ語に訳したのもルター。信仰の情熱こもる言論と、万人に理解される根本の聖典の存在が、時代を動かす原動力となったのです。

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