2018年04月03日

タンポポの英語名は「ダンデライオン」

 人通りが少ない路傍でタンポポを見つけました。誰もが見上げる華やかな桜に負けまいと、足元で懸命に“春の到来”を告げている一輪の花がいとおしい見えました。
 タンポポはアスファルトの隙間や崖など、あらゆる場所でかれんな姿を見せます。その秘密は地中深く伸ばした「根」にあるそうです。長いものでは、1メートルに達するものもあるという。花が咲いた後の綿毛は風に乗り、土さえあれば、その場所に根をおろし、再び花を咲かせていくのです。
 タンポポの英語名は「ダンデライオン」。語源はフランス語で、“ライオンの歯”という意味です。ギザギザの葉が、それに似ていることから付けられたという。仏典では百獣の王であるライオンを「師子」と名付けています。「師子」を思わせるたくましさこそ、タンポポの特徴なのかもしれません。

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