2018年01月20日
人間教育
雪晴れの日曜の朝、ジャージー姿の高校生たちが、歩道橋の階段に残る雪を掃いていました。「今日は学校?」と話し掛けると、「野球部の朝練です!」と元気な返事と白い息。「グラウンドが使えないと練習できないね」と言うと、彼らは胸を張って答えた。「これも練習です」と。
上達に技術の習得は大事です。だが、それ以上に「人間教育」ともいうべき“心の修練”が大切だと彼らの言動に教えられました。
有名な進学校の私立灘校で50年間、国語の教師を務めた橋本武さんも、同様の考え方を持っていました。教科書ではなく、1冊の小説を中学の3年間かけて学ぶというユニークな授業には、深い信念があった。「すぐ役立つことは、すぐ役立たなくなる」「何とか生徒の心に生涯残って、生きる糧となる授業がしたい」(『一生役立つ学ぶ力』日本実業出版社)
上達に技術の習得は大事です。だが、それ以上に「人間教育」ともいうべき“心の修練”が大切だと彼らの言動に教えられました。
有名な進学校の私立灘校で50年間、国語の教師を務めた橋本武さんも、同様の考え方を持っていました。教科書ではなく、1冊の小説を中学の3年間かけて学ぶというユニークな授業には、深い信念があった。「すぐ役立つことは、すぐ役立たなくなる」「何とか生徒の心に生涯残って、生きる糧となる授業がしたい」(『一生役立つ学ぶ力』日本実業出版社)
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