2017年09月19日

全国学力テスト

 大阪大学大学院教授の志水宏吉氏(教育学博士)が、昭和と平成に実施された全国学力テストの結果を分析しています。
 学力の差は、かつては「都鄙格差」に由来しました。端的に言えば、都会の子の学力は田舎の子よりも高く、都市の経済・文化的水準の高さが密接に関連していたのです。
 一方、平成のテスト結果からは“子どもと家庭や近隣社会、学校とのつながりが豊かな地域では、概して学力が高い”との仮説が浮かび上がったそうです。格差克服の手だてとして、氏は、地域あげての「つながりの再構築」を提唱しています(『「つながり格差」が学力格差を生む』亜紀書房)

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