2017年09月18日
庶民の知恵
道頓堀にあるグリコの看板は、大阪の定番の観光スポットです。この看板が設置されたのは1935年(昭和10年)のこと。現在は6代目で、14万個のLED照明が、夜の街を明るく照らしています。
この看板のネオンが、実は51年前のきょう、阪神甲子園球場で行われた創価学会の“雨の関西文化祭”に一役買いました。この文化祭の演目の一つに、2万2000人の「動く人文字」がありました。だが当初、秒単位での変化がうまくいかず、担当者らは悩んだそうです。
ある日、責任者の一人が、道頓堀川を流れる一本の竹ぼうきを見ました。その動きに合わせるかのように、川面に映るグリコのネオンの動きも変わりました。“これや!”。棒を持った役員が走り、目の前を通過するタイミングで各自が板をめくることで、動く人文字が可能となったのです。
「一本の棒」という素朴な方法で難題を解決したところが、“庶民の都”らしいですね。文化祭が「常勝関西の金字塔」となったのは、どんな苦難をも勝ち越える不屈の魂に加えて、自在に発揮された庶民の知恵があったからです。
この看板のネオンが、実は51年前のきょう、阪神甲子園球場で行われた創価学会の“雨の関西文化祭”に一役買いました。この文化祭の演目の一つに、2万2000人の「動く人文字」がありました。だが当初、秒単位での変化がうまくいかず、担当者らは悩んだそうです。
ある日、責任者の一人が、道頓堀川を流れる一本の竹ぼうきを見ました。その動きに合わせるかのように、川面に映るグリコのネオンの動きも変わりました。“これや!”。棒を持った役員が走り、目の前を通過するタイミングで各自が板をめくることで、動く人文字が可能となったのです。
「一本の棒」という素朴な方法で難題を解決したところが、“庶民の都”らしいですね。文化祭が「常勝関西の金字塔」となったのは、どんな苦難をも勝ち越える不屈の魂に加えて、自在に発揮された庶民の知恵があったからです。
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