2017年07月26日

栄冠は君に輝く

 夏の選手権大会の大会歌「栄冠は君に輝く」。その誕生は終戦から3年後、第30回大会の折でした。手束仁著『ああ栄冠は君に輝く』(双葉社)によると、作詞者の加賀大介氏も甲子園を夢見た野球少年の一人。だが家計の都合やけがで断念。その後、文学の道に進み、大会歌の公募に歌詞を送ったところ、見事に選ばれ、約70年間歌い継がれています。
 歌詞に込められた氏の思い。「一生懸命に練習をしている子は、きっといつの日か栄冠に輝くときがくると思うんだ。そのときに、『努力してよかったな、栄冠は君に輝いたな』と言ってやりたいんだよ」と。
 栄冠は未来にとっておこう。3年間で磨き合った「負けじ魂」が真に輝くのはこれからです。

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