2017年07月21日
農村
夏土用に入り、暑中見舞いの季節です。東北では、室町時代から代々、営農してきたそうです。現在にまでつながる村の風景が誕生したのは、室町時代と、それに先立つ鎌倉時代という(榎原雅治著『室町幕府と地方の社会』岩波新書)
この時代に、草や木を焼いた灰を肥料にする「草木灰」や、刈った草を田畑に鋤き込んで肥料にする「刈敷」などの技法が発達。かんがい・排水も整い、二毛作や、水稲の品種改良も行われた。こうした、500年以上も前に改良された作業が、連綿と続いてきました。
歴史では、武家の権力闘争や都市の華やかな文化が、とかく目を引きますが、それらの活動を支えたのは、農村の食料生産の努力でした。江戸の元禄年間に刊行された『農業全書』には、農業は「人を養ふの本」であり、豊作は「天下國家の賑ひとなり、諸民を救ひ助くる根元」とあります。
この時代に、草や木を焼いた灰を肥料にする「草木灰」や、刈った草を田畑に鋤き込んで肥料にする「刈敷」などの技法が発達。かんがい・排水も整い、二毛作や、水稲の品種改良も行われた。こうした、500年以上も前に改良された作業が、連綿と続いてきました。
歴史では、武家の権力闘争や都市の華やかな文化が、とかく目を引きますが、それらの活動を支えたのは、農村の食料生産の努力でした。江戸の元禄年間に刊行された『農業全書』には、農業は「人を養ふの本」であり、豊作は「天下國家の賑ひとなり、諸民を救ひ助くる根元」とあります。
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