2017年06月22日
映画作りの原点
「世界のクロサワ」と仰がれた黒澤明監督が、映画作りの原点にしていた思い出があります。自伝『蝦蟇の油』(岩波現代文庫)に詳しく紹介してありますので、興味のある人は読んでください。
初めて監督を務めた映画「姿三四郎」の決闘シーンを撮影した時のこと。現場には猛烈な風が吹いていた。過酷な状況ゆえに、1時間が2時間にも3時間にも感じたという。もう十分に撮影したと思い、切り上げたが、それは錯覚だった。いざ編集の時に見ると、撮り足りないところが、たくさんあったそうです。
以来、氏は、仕事に臨む姿勢を改めました。「酷しい条件下では、もう充分だと思っても、その後、それまでの三倍はねばる事にしている。やっとそれで充分なのだ」と。
初めて監督を務めた映画「姿三四郎」の決闘シーンを撮影した時のこと。現場には猛烈な風が吹いていた。過酷な状況ゆえに、1時間が2時間にも3時間にも感じたという。もう十分に撮影したと思い、切り上げたが、それは錯覚だった。いざ編集の時に見ると、撮り足りないところが、たくさんあったそうです。
以来、氏は、仕事に臨む姿勢を改めました。「酷しい条件下では、もう充分だと思っても、その後、それまでの三倍はねばる事にしている。やっとそれで充分なのだ」と。
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