2016年11月25日

研究人生の原点

 土の中から有用な微生物を発見してノーベル医学・生理学賞に輝いた大村智博士。その研究人生の原点を育んだのは、故郷の山梨・韮崎の地であり、農家を営む両親でした(馬場錬成著『大村智 2億人を病魔から守った化学者』中央公論新社)
 とりわけ、元教員の母は、養蚕に熱心に取り組み、毎日の気温や湿度、カイコの状態などを丹念に日誌に記録。それをもとに改良を重ね、品質は年ごとに向上。博士は尊敬の念を込め、「母はサイエンティスト(科学者)」だったと述懐しています。

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