2016年08月02日

一通の手紙

 記録映画「知られざるヒロシマの真実と原爆の実態」を見たことがありますか。ここには被爆者の証言等を踏まえて被爆前の街並みや人々の暮らしが再現され、「原爆が何を奪ったのか」が現実味をもって迫ってきます。
 「原爆が投下されたその下には人間がいた。命があった。一人一人の顔があった」。映画を製作した、被爆者で映像作家の田邊雅章さんが力説するように、「人間がどう破壊されたのか」を伝えなければ、原爆や戦争を伝えたことにはなりません。
 核兵器の歴史は〝一通の手紙〟から始まったといえる。アインシュタインが署名し、米国大統領に原爆開発計画の推進を求めた、1939年8月2日付の書簡である。ナチスの脅威下での決断とはいえ、彼は後日、署名したことは「大きな誤り」と認めています。


この記事へのトラックバックURL

http://asunimukatuye.mediacat-blog.jp/t117924