2016年06月19日

人生いつも「今」が本舞台

 オーストリアの文部次官も務めた声楽家のサイフェルトさんが、池田SGI会長との対談集『生命の光 母の歌』(本社刊)でユニークな話を紹介しています。
 人生の「始まり」はいつなのか。オギャーと生まれた時なのか。いやそれよりも前か、後なのか。2人の新米の聖職者が議論したが分からない。そこで近くのベンチにいた老婦人に聞いた。人生は一体、いつ始まるのでしょうか。婦人いわく。「そりゃあ、子どもが成長して巣立っていって、夫と飼い犬が亡くなった時さ」と。
 子が育ち、連れ添った夫や愛犬がいなくなって、まさに、ここからが私の本当の人生と破顔一笑した婦人。人生いつも「今」が本舞台ということなのでしょう。

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