2016年06月06日
出会った人々を感化し続けた
日本の主だった思想著作を収めた『日本思想大系』(岩波書店)は、全67巻におよびます。
その第54巻が『吉田松陰』です。ひもとくと、他の思想家とは、その内容が一線を画していることに気付きます。大半は、松下村塾の塾生らに送った手紙(書簡)や日記などで、いわゆる論文の類いはごくわずかしかありません。
その理由を、思想史家の藤田省三氏が巻末につづっています。「松陰には主著はなく、彼の短い生涯そのものが彼の唯一つの主著なのであった」。常に“実行第一”で、弟子を、出会った人々を感化し続けた、松陰の人生を物語っています。
その第54巻が『吉田松陰』です。ひもとくと、他の思想家とは、その内容が一線を画していることに気付きます。大半は、松下村塾の塾生らに送った手紙(書簡)や日記などで、いわゆる論文の類いはごくわずかしかありません。
その理由を、思想史家の藤田省三氏が巻末につづっています。「松陰には主著はなく、彼の短い生涯そのものが彼の唯一つの主著なのであった」。常に“実行第一”で、弟子を、出会った人々を感化し続けた、松陰の人生を物語っています。
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