2016年05月22日

ぬるぬる

 新緑の季節ですね。今、北海道の各地で田植えが行われています。小学生や幼稚園児などが、農作業を手伝う姿も見られます。土に触れる体験は、子どもたちにとって新鮮な発見の連続でしょう。
 例えば、田には石ころがない。初めて素足で田に入る子らの多くは〝気持ちいい〟と話すそうです。足裏の感じは「ごつごつ」ではなく「ぬるぬる」。石にあたることは、まずありません。
 体験を通し「こんな土にすることが、田をつくるということなんだ」と大人は教えるのです。「何百年も前から、お百姓は石をのけ、石を拾い、土を耕し、ワラや落ち葉や堆肥を入れてきたんだ」(宇根豊著『「田んぼの学校」入学編』農山漁村文化協会)と。

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