2016年05月01日

価値観の異なる・・

 量子力学の世界的権威だったデヴィッド・ボーム氏は、「対話」についても優れた論考を残しています。対話は、言葉を通じて人々の間に新たな「意味の流れ」を生み出すものであり、「議論」と違って、そこに敗者はいない。「誰もが勝者なのである」と(『ダイアローグ』金井真弓訳、英治出版)
 価値観の異なる他者と出会うと、時に意見がぶつかり合い、激しい火花が散る。対話とは、そこで終わらず、共有できる価値を粘り強く見つけ出す作業です。だからこそ、何より必要なのは、相手から学ぼうとする姿勢でしょう。

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