2016年03月23日

線路はつながった

 岩手県を走る三陸鉄道の社員の手記、『線路はつながった』があります。これは、大震災の2日後、社長らが被災現場の確認に行った時の出来事です。津波で線路や駅舎は流され、立ち尽くしていると、いつ動くのかと、一人の市民が話し掛けてきたそうです。
 聞けば、子どもが三陸鉄道で高校に通うのだという。鉄道の再開を待ち望む人がいると痛感した社長は、できる所から、一刻も早く走らせると誓った。部分開通を重ね、1年前の4月6日、全線復旧したのです。

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